脳卒中後の痛みの原因とは?種類ごとの特徴とリハビリでの対処法を解説
- リハビリスタジオclover
- 5月13日
- 読了時間: 3分
脳卒中後、
「退院してから痛みが強くなった」
「しびれや違和感がずっと続いている」
「何をすればいいのか分からない」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
脳卒中後の痛みは
ひとつの原因で起こるものではなく、
いくつかの種類が重なっていることが多いのが特徴です。
この記事では、
脳卒中後の痛みの種類と、
それぞれの特徴・対処法について分かりやすく解説していきます。
脳卒中後に痛みが起こる理由
脳卒中後の痛みは、単なるケガや炎症だけでは説明できません。
主な原因は以下の通りです。
脳のダメージによる感覚の異常
麻痺による身体の使い方の変化
筋肉や関節への負担の増加
動かさないことによる硬さ(廃用)
つまり、「脳」と「身体の使い方」の両方が関係しているのが大きな特徴です。
脳卒中後の痛みの種類
① 中枢性疼痛(中枢後疼痛)
脳そのものの損傷によって起こる痛みです。
焼けるような痛み
何もしていなくても痛い
温度感覚の異常
② 神経障害性疼痛
神経の伝達異常による痛みです。
ビリビリ・ジンジンする
しびれを伴う
軽く触れるだけでも痛い
③ 侵害受容性疼痛(筋肉・関節の痛み)
身体の使い方の変化によって起こる痛みです。
肩の痛み(麻痺側に多い)
関節や筋肉の痛み
動かすと痛い
このタイプは、リハビリでの改善が期待しやすい痛みです。
④ 肩手症候群(CRPS)
炎症や自律神経の影響による複雑な痛みです。
肩から手の強い痛み
手の腫れや熱感
手が動かしにくい
早期に対応しないと、関節が硬くなりやすいため注意が必要です。
⑤ 痙縮による痛み
筋肉の緊張が強くなることで起こります。
つっぱり感
伸ばすと痛い
引っ張られて姿勢が崩れる
⑥ 廃用による痛み
動かさないことによって起こる痛みです。
関節が硬くなる
動かし始めに痛い
徐々に可動域が低下する
痛みの種類によって対処法は変わる
ここが非常に重要なポイントです。
例えば、
神経の痛み → 神経へのアプローチが必要
筋肉・関節の痛み → 動きや姿勢の改善が重要
しかし実際には、
複数の痛みが混ざっていることがほとんどです。
そのため、「とりあえず安静」「とりあえず運動」といった対応ではうまくいかないケースも多くなります。
リハビリでできること
脳卒中後の痛みに対して、リハビリでは以下のようなアプローチを行います。
姿勢・動作の改善
感覚入力(触覚・固有感覚)
筋緊張の調整
関節の可動域改善
日常生活動作の見直し
痛みを「なくす」だけでなく、「動ける身体を取り戻す」ことが重要です。
こんな方は専門的なリハビリをおすすめします
退院後も痛みが続いている
しびれや違和感が改善しない
動くと痛みが強くなる
何をすればいいか分からない
そのままにしておくと、「痛み → 動かない → さらに悪化」という悪循環に陥ることもあります。
まとめ
脳卒中後の痛みは
中枢性
神経障害性
筋・関節由来
痙縮や廃用
など、複数の要因が関係しています。
大切なのは、
「どの痛みなのか」を見極めること
それに合った対応を行うこと
です。
もし「どう対処すればいいか分からない」と感じている方は、
一度専門的な評価を受けてみることをおすすめします。


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