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Body Schemaとは?リハビリで重要な「身体の感覚と動き」の仕組みを解説

  • リハビリスタジオclover
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

身体の動きや感覚を取り戻すためにリハビリを受けている方の中には、

 「思った通りに手足が動かない」

 「自分の身体なのに違和感がある」

と感じたことはありませんか?


その背景にあるのが、「Body Schema(ボディスキーマ)」という仕組みです。

この考え方を知ることで、リハビリの理解が深まり、回復へのヒントになります。


Body Schemaとは何か


Body Schemaとは、

脳が身体の各部分の位置や動きを無意識に把握している「内部の身体地図」のことです。


例えば、

・目を閉じていても手の位置が分かる

・歩くときに足の動きを自然に調整できる


こうした動きは、身体からの感覚情報(触覚・筋肉の伸び縮み・関節の位置など)を

脳が統合しているからこそ可能になります。


この内部マップは常に更新されており、

体や環境の変化に合わせて調整されています。

しかし、ケガや病気によって感覚が変わると、このBody Schemaが乱れ、

動きにくさや違和感として現れることがあります。


※似た言葉に「Body Image(ボディイメージ)」がありますが、

こちらは“見た目や認識としての身体”を指します。

一方でBody Schemaは、

“無意識に働く運動のための身体地図”です。


リハビリにおけるBody Schemaの重要性


リハビリの目的は、

失われた体の機能を回復し、日常生活を自立して送れるようにすることです。


その中で重要になるのが、身体の感覚と動きの一致です。


例えば脳卒中後には、

・コップを取ろうとしても位置がズレる

・歩いていると足の位置が分かりづらい

・立っていると体の傾きが分からない

といった症状が見られることがあります。


これは筋力だけの問題ではなく、Body Schemaの乱れが関係しています。


リハビリは単なる筋力トレーニングではなく、

**「脳の中の身体地図を再学習するプロセス」**とも言えます。


Body Schemaを活用したリハビリの具体例


Body Schemaを意識したリハビリでは、

感覚と動作のつながりを高めることが重要です。


・感覚刺激訓練

触覚や圧覚などの刺激を入れることで、体からの情報量を増やします。

異なる素材に触れる、軽いマッサージを行うなどの方法が有効です。


・バランス訓練

不安定な環境での立位や動作を通して、体の位置感覚を高めます。

これにより、自分の体の位置をより正確に把握できるようになります。


・動作のイメージトレーニング

実際に動く前に動作を頭の中でイメージすることで、Body Schemaを活性化させます。

動作の計画と実行がスムーズになります。


Body Schemaの改善がもたらす効果


Body Schemaが整うことで、さまざまな変化が期待できます。


・動作の正確さが向上する

   → 歩行や手の動きがスムーズになる


・転倒リスクの低減

   → バランスが安定し、安心して動けるようになる


・自己効力感の向上

   → 「自分で動ける」という感覚が戻る


・痛みの軽減

   → 無理な体の使い方が減る


Body Schemaを意識したリハビリを始めるには


Body Schemaの再構築には、一人ひとりの感覚や動きに合わせたアプローチが必要です。


そのためには、

・どのように身体を感じているか

・どのように動いているか


を丁寧に評価しながら進めることが重要になります。


もし、

・動きにくさの原因が分からない

・リハビリを続けているが変化を感じにくい


と感じている方は、

Body Schemaの視点から身体を見直すことで、

新たな気づきが得られるかもしれません。


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